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2022/02/03

あらゆるマネージャーに共通する最優先課題とは?


マネージャーにとって”最優先課題”とは何でしょうか?

マネジメントしているチームの業績でしょうか?

業績であれば、短期目標でしょうか? 長期目標でしょうか?

それともプロジェクトの成功?

あるいはメンバーのモチベーション維持と向上が最優先という場合もあるかもしれません。

今日ご紹介するのは、『1兆ドルコーチ』という本に登場する言葉です。
マネージャーの優先課題は状況によって変化しますが、“常に大切にするべき課題”が述べられています。

『1兆ドルコーチ』は、ビル・キャンベルというビジネスコーチについて、彼のコーチングを受けたグーグルの経営メンバーが語っている一冊です。

ビル・キャンベルはスティーブ・ジョブズの師であると同時に、グーグル創業者たちをゼロから育て上げたコーチだと言われています。
シリコンバレーの名だたる企業の多くがビル・キャンベルのコーチングのおかげで成長したと言われており、まさに生み出した価値は1兆ドル以上だとか。

さて、この中でビル・キャンベルは“マネージャーが最優先でやるべきこと”を次のように語っています。

それは、

「部下のしあわせと成功」です。

ビル・キャンベルは、

「会社にとっては人がすべて」であり、「どんな会社の成功を支えるのも人だ」と言っています。

「だからこそマネージャーの一番大事な仕事は部下が仕事で実力を発揮し、成長し、発展できるように力を貸すことだ」と断言しています。

そして、そのために必要な視点を3つ挙げています。

1.支援
部下が成功するために必要なツールや情報、トレーニング、コーチングを提供すること。メンバーのスキルを開発するために努力し続けること。

2.敬意
一人ひとりのキャリア目標を理解し、メンバーの選択を尊重すること。
会社のニーズに沿う方法で、メンバーがキャリア目標を達成できるよう手助けすること。

3.信頼
メンバーに自由に仕事に取り組ませ、決定を下させること。
メンバーが成功を望んでいることを理解し、必ず成功できると信じること。

いかがでしょうか?

皆さまもビル・キャンベルが挙げた3つの視点には同意されると思います。

私自身もそうでした。

ですが、

「本当に徹底しているのか?」

「心から、全力で向き合っているのか?」

そんな風に自らに問いかけてみると、メンバーに十分に伝わっているとは言い難いなと感じたことも覚えています。

メンバーを「支援」し、「敬意」を払い、「信頼」することで、マネージャーが見えている以上の成長を生み出すことができるはずです。

“今日から全力でメンバーの成功に向き合ってみよう”、そんな気持ちにさせてくれる一冊でした。

中堅・中小企業のマネージャーには役割と責任、期待が集中します。

だからこそ組織の成長起点であり続けてほしい。

そこに我々シェルパワークスの存在意義があると考えています。

我々シェルパワークスは営業マネージャーに寄り添い、支援後にマネージャーを起点に自走できるチーム作りを目指しています。

マネージャーが孤軍奮闘するものの組織全体の行動変容が生まれないと感じている場合は、お気軽にご相談ください。

皆様の営業チームが昨日よりも一歩前進できるよう、心から応援しています。

 

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執筆者:田門誠一郎/シェルパワークス株式会社 アカウントセールス統括/2004年、産業機械メーカにて国内・海外(アジア・米国)の法人営業を担当。その後、販売促進部門の立上げと営業推進部門の統括責任者として市場開発と営業戦略を推進し、2016年には国内営業部門の統括責任者として販売戦略立案から実行までを担当。2021年 シェルパワークスにてアカウントセールス統括に就任。


 

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