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2022/01/26

マネージャーに求められるリーダーシップとは?
突然ですが、指導者にはリーダーシップとマネジメントのどちらのスキルがより重要だと思いますか?
私自身はマネージャーになりたてのころ、リーダーシップを重視していました。
当時は「リーダーシップ」に何となく憧れを抱き影響力を発揮したいと思いながら、「マネジメント」については深く考えなかったために真のリーダーシップを発揮できなかったという苦い経験があります。
二つは別物と考えていたのです。
なぜこんな質問をしたかというと、最近、指導者の在り方について考える機会が増えてきたからです。
例えば開催すること自体に賛否両論あった東京オリンピックでしたが、私が感じたのは、指導者にはリーダーシップとマネジメント能力の両方が必要だということでした。
目先のプロジェクトや成果を上げつつ、長期ビジョンを示しながら人材育成と組織強化を図り、短期と長期の目標を同期化させることがリーダーでありマネージャーの役目です。
そこで、今回はリーダーシップとマネジメントについて少し考えを共有させていただきたいと思います。
リーダーシップの権威、ウォーレン・ベニスによると、「マネジメント」とは方法を最適化し結果を最大化させる手法であり、「リーダーシップ」とは向かう道筋を示し影響力を発揮することだといいます。
ウォーレン・ベニスは著書『リーダーになる』のなかで、マネージャーとリーダーの違いを以下のように述べています。
・マネージャーは管理し、リーダーは革新する
・マネージャーはシステムや体制に注目し、リーダーは人に注目する
・マネージャーは統制し、リーダーは信頼をつくる
・マネージャーは短期的に考え、リーダーは長期的に考える
・マネージャーは「いつまでに・どうやって」やるかを考え、リーダーは「何を・なぜ」やるかを考える
・マネージャーは目の前の収支に気を配り、リーダーはどこまでいけるかを考える
・マネージャーは再現し、リーダーは創造する
・マネージャーは現状を受け入れ、リーダーは現状を打破する
・マネージャーはものごとを正しくおこない、リーダーは正しいことをおこなう
いかがでしょうか?
皆様のマネージャーーは普段、どちらに重きを置いて行動されているでしょうか。
マネージャーは、リーダーシップとマネジメントの両方のスキルを兼ね備えていなければいけません。
チームをうまくマネジメントするためには、管理しながら、同時に革新していかなくてはいけません。システムや体制も大事ですが、人も大事です。
統制しながら、信頼関係をつくり、短期的視点と長期的視点の両方からものごとを見ることが求められます。
「いつまでに・どうやって」だけでなく、「何を・なぜ」についても問わなくてはいけません。
決められたことを正しくやるだけでなく、それをやることは正しいのかと考えてみることもマネージャーの責務です。
リーダーの視点を持たないマネージャーは失敗しますが、マネジメントをおろそかにして壮大なビジョンを描くだけでも成功できません。
マネージャーに求められる期待は大きいですが、それは組織に与える影響力が大きいからです。
だからこそ我々シェルパワークスが皆様のマネージャーに伴走できたらと願っております。
我々シェルパワークスは営業マネージャーに必要な要素を分解し体系化しています。
やみくもにではなく、体系的に、一歩ずつ前進しませんか?
営業マネージャーに必要な7つの要素について関心をお持ちでしたらお気軽にご相談ください。
執筆者:田門誠一郎/シェルパワークス株式会社 アカウントセールス統括/2004年、産業機械メーカにて国内・海外(アジア・米国)の法人営業を担当。その後、販売促進部門の立上げと営業推進部門の統括責任者として市場開発と営業戦略を推進し、2016年には国内営業部門の統括責任者として販売戦略立案から実行までを担当。2021年 シェルパワークスにてアカウントセールス統括に就任。