ブログ

Blog

2016/10/02

先週、長野県のある公益団体主催の研修に登板してきました。2ヶ月間で7回の営業研修を行い、地元の中堅企業の営業力を大幅にアップしようとする意欲的な取り組みです。その中の一コマに私も参加させてもらったわけです。

研修は順調に進み、概ね予想した効果を上げて終了しましたが、その中でとても良き出会いがありました。
地元の大手精密機器メーカーを退職して、一人でオーディオメーカーとして活動されている「星野まさる」さんが受講者として参加してくれていました。


研修終了後に詳しくお聴きすると、そもそもの出発は、自分が欲しいオーディオが市販品ではないので、思い切って手作りで作ったことが始まりだそうです。この出来が思った以上に良く、友人知人から販売して欲しいとの依頼があり、一人オーディオメーカーとなりました。部品の一部は地元の工場に委託しているものもありますが、製品は基本的に手作りです。長野県の岡谷市、諏訪市、富士見町で、ふるさと納税の返礼品としても採用されています。
以下URLで製品の情報は詳しく見ることができます。
http://www.mh-audio.com/

星野さんと話していて、日本が豊かな成熟社会であることを改めて感じました。
「市販品では自分が欲しいと思うものがない」
→「自分が一番欲しいものを自分で作ってしまおう」
→「それを欲しがる人がいるから、ビジネスにしていこう」
→「自分が欲しいと思えて、納得できるものだけを作っていこう」
→「少数の方が納得して購入いただければ良い」

星野さんの考えは、このようなことでしょうか。
大量生産しようと思うとコストを下げるために、品質を犠牲にしなければならない。デザインもたくさんの人が受け入れやすいように、合わせて変えなければならない。

通常のものづくりでは、こういったことが起こると思いますが、星野さんは、自分が納得できる物を造ることにこだわるとともに共感してくれる人だけに購入して欲しいという思いで、一人オーディオメーカーを続けていると私は思いました。

もちろん星野さんに、ものづくりの裏付けがなければ不可能です。前職で培った知見と技術を活かしながら、長野県の持つ精密機器製造業の土壌に支えられているのでしょう。

星野さんのこの取り組みは、ネット環境や物流網整備が下支えしていますが、多様性溢れる成熟社会でこそ、存在でき、意義のあることだと思いました。私のようなコンサルタント業や士業ですと、一人起業は比較的たやすいのですが、一人オーディオメーカーが起業し存在し続けることに、驚き、嬉しく思った1日でした。

星野さんのような起業家がこれからもっと増えてくる予感を感じています。そして、こだわりを持った小さなビジネスが、日本のビジネスと日本人の生活をより豊かにしてくれるのではないでしょうか。
日本の、そして地方の未来にキラリと光を感じた1日でした。

(シェルパ・弥左衛門)

Companyシェルパワークス会社紹介

Tips今日から使える営業ノウハウ集

Recruitプロのコンサルタント求む

自社の営業部隊を、再燃させ、
常勝チームに生まれ変わる喜びを感じたい

※相談者の機密は守ります
ページ上部へ戻る