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2018/03/21

関根が入社して5年が過ぎた。西京区を担当してからは3年だ。
お客様との関係もできてきて、半期の目標値もおおよそクリアできるようになってきた。何より、毎日の仕事が楽しかった。
朝、出社して、前週に立案した行動計画をチェックする。1社ごとの訪問目的を確認し、必要な準備を整えて、支店を出発する。お客様に訪問して、設定した目的に沿った活動をする。もちろん、さまざまなハプニングが起こり、問題が起こる。右往左往しながらなんとか問題を解決し、お客様との商談が進んでいく。
毎日はこのように進む。お客様のお役立ちを第一に考えると、お客様も結局は応えてくれる。関根は充実感を感じていた。
そんなある朝、京都特有の冷え込みが特に厳しい日だった。出社すると、支店長の石井から声がかかった。
「おーい、関根君。今日は何時くらいに帰社する?」
「今日は16時くらいには戻ります。石井支店長、急にどうしたんですか?」
「少し話もしたいのでな。帰社したら、支店長室まで来てくれるか」
「はい、わかりました」と答えたものの気になる。「まあ、考えても仕方がないや」と自分を言い聞かせ、関根は営業活動へと出発して行った。
夕刻、京都西山の山並みが赤くなる頃、関根は帰社した。
支店長は待っていたかのように、関根を会議室に入れ、「関根、辞令が出たぞ。以前からお前が希望していた京都大手営業部だ。同期の横山が首都圏大手営業部に転出するから、その後釜だ」と説明した。
「支店長、ありがとうございます。来年度からですね」
「そうだ。それまで後2ヶ月強、今の担当地区での仕事をやり切ってくれよ」
「はい、もちろんです。担当する企業は、どこになりますか」
「一部入れ替えがありかもしれないが、基本的には、横山の担当先が中心だ。これは、まだ内内示だから、2月20日までは、上司の田中課長以外には他言無用だ」
「わかりました。ありがとうございます」
関根は、高揚した気持ちで会議室を出た。「やっと憧れの大手営業になれるんだ」
残りの2ヶ月強は、数字の追い込みと引き継ぎとで忙しい日々となった。関根自身の目標値はクリアしていたが、チームの目標達成のため西京区での担当先での数字の積み上げに邁進した。また、正式な内示が出た後は、ユーザーを中心にしっかりと引き継ぎを行なった。
そして、4月の異動を迎えたのだった。

著作:渡邊茂一郎

その2 「解約通告」へ続く

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