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2017/03/14

「入所者が転ばん靴を作れませんか」。老人ホーム経営者からの相談が背中を押した。
徳武産業株式会社( http://www.tokutake.co.jp/ ) の十河会長は既存事業を従業員に全権委任し、トップ自ら単独で新規事業を切り開いていった。ひたすら福祉施設や病院を訪ね歩き、高齢者の歩く様子を観察すること2年間。面談相手は500人を超え、思いもよらぬ声を拾う。
「左右サイズ違いの靴を」「片方だけ売ってくれないか」。そんな要望に対応すればコストがかさみ、無駄も生む。周囲から「業界の非常識や」と冷笑され、将来に不安をいだき会社を去る社員も続出した。そんな逆境の中「それでも困っている人を助けたいんや」と十河会長は信念を貫く。そんな汗と涙の結晶として介護シューズ空前の大ヒットが生まれた。

徳武産業株式会社ホームページより引用

先日、クライアント企業の役員研修の一環で香川県さぬき市を訪れ、十河会長にお目にかかる機会に恵まれた。多くの高齢者や家族から感動・感謝された手紙、はがきの山を拝見した。画期的な商品に添えられた心を通わせる社員直筆の礼状への返信であることを知った。
非常識に挑んで四半世紀。販売実績は累計1千万足を超え、全国トップシェア。「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」はじめ多くの受賞に輝くまでに。年度方針大会では全員が壇上に立ち、前期レビューと今期プランを発表する。今も自ら本社勤務(60人)の一人ひとりと毎月1回の面談を継続し、進捗確認と同時に個人的な悩みにも耳を傾ける。

「従業員が私の考えや思いと同じ絵を描けるくらい当事者意識と会社への愛着を持ってくれたからこそ、やらされ感など抜きにお客様に喜んでもらえる価値提供を続けてこれた」と語る十河会長。座談会に参加された社員の方々からも共有、浸透ぶりが裏づけられた。
地域の清掃活動に社を挙げて参加し、敷地内のガーデンや桜を愛でる遊歩道も開放する。工場内や事務所から屋外の用具までピカピカに整理整頓され、社員駐車場に至っては見事にビシッと整列していた。そして、我々一同が辞する際のお見送りの作法も本物だった。


株式会社ブロックス http://www.doit-fun.jp/ DOIT!シリーズ96号より引用

今回は我々が学びや気づきを得るばかりの出会いになりました。
シェルパワークスは、組織で働く社員の皆様が常にお客様中心で価値提供することによって、持続的成長することをご支援しています。全国各地でお客様第一を実践されている多くの企業経営者や現場の社員の方々から少しでも頼られるシェルパでありたい、という気持ちを改めて噛みしめながら香川を後にしました。

(シェルパ・黒子)

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