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2017/02/11
プロ野球が2月一斉にキャンプイン。ファン待望の球春が到来した。長丁場を闘い抜くチームと選手の課題克服に向けて心技体を鍛える時期である。特に、今季は3月に開催されるWBCに選ばれた侍ジャパンの急ピッチな仕上りぶりが伝わってくる。中でもトップアスリートはフィジカル(身体)だけでなくメンタル(心)も鍛え上げることで、自己ベストのパフォーマンスを発揮できるようストレスフリーを生み出す練習も重ねているという。球春に先駆けた先月末、あるイベントでスポーツドクター辻秀一先生の講演会「スポーツ心理学から学ぶマネジメント」を拝聴する機会を得た。
辻Dr.は応用スポーツ心理学をベースに、個人や組織のパフォーマンスを最適・最大化する「辻メソッド」を提唱。侍ジャパンはじめ超一流選手ばかりかビジネス界も支援している。
http://www.doctor-tsuji.com/
辻Dr.は心理学でいう「フロー」状態に関する独自の研究にもとづき揺るがない、囚われない心の状態と定義し、人々が常に心をご機嫌な状態にマネジメントすること(思考のルーティン)と説いている。ちなみに、アスリートが口にする「ゾーンに入る」とは究極のフロー状態のこと。
“元気・感動・仲間・成長”をキーワードとして、治療(医学)ではなく、ご機嫌な心(個人タフネス)を整えるライフスキルトレーニング(スポーツ心理学)によって、我々を取り巻くストレッサー(環境・他人・出来事)からのストレスを克服するメソッドを実践。ビジネス界でも「社員の幸せと働きがい」や「社会への貢献」を評価したホワイト企業大賞の表彰などを展開している。
http://whitecompany.jp/
具体的には、上司として部下の行動を明確化した「指示」に止まらず、部下の心に重きを置いた「支援」を掛け合わせることで個人の成長を促進する。ここでの支援の代表例がコーチング力というライフスキル(分かってあげる、見通してあげる)にあたる。一方、組織としては「全体共有」と「信頼関係」と「自立した個人」というトライアングルの醸成、発展がフローなエクセレントチームを実現することだという。
当社も「日本の営業を“元気”にする」というミッションのもと「営業の“科学化”と“スポーツ化”との両輪で実践的にサポートし、わくわく(ご機嫌)常勝チーム実現」をめざして、シェルパとして寄り添い、後押ししたいと活動しています。辻Dr.の代表作『スラムダンク勝利学』(集英社インターナショナル)はじめ多くの著書に共鳴すると同時に、今後も学び、吸収することが多いと感じました。
(黒子シェルパ)