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2017/05/23

暖簾の隙間から中にいるお客さんの状況を見る。今、居酒屋に入っているメンバーは、馴染みの連中か?はじめての人か?今日は楽しく飲めるかな、どうかなあと、ちらっと考え中に入っていく。

カウンターに一人の時は、ちびりちびりと酒を飲み、仲間が来ると突然、大いに酒を飲もうと言い、また、一人になるとちびりちびりに戻る。「この酒飲みのケチ野郎!」と自分に言って苦笑している。この飲み方は、考え事をしているのか? 酒の味わいを大事にしているのか? 酒代をちびっているのかよくわからない。いずれにしても、酒が好きで自分のペースで飲んでいることに変わりはない。
酒は、自分自身の潤滑油だ。定期的に入れないと具合が悪くなる。自分を充電しにここにやってくる。自分を取り戻しにやってくるところ。私は、この居酒屋の雰囲気が好きだ。自分にとって居心地がよく、特に、ここの大将と女将さんとの文句の掛け合いが面白くて、一人で飲んでる時の酒の肴になる。

そんな居酒屋に最近行くたびにゴルフのお誘いがある。ちょっと行く気を失っていたが、ついつい酒といつもの酒飲み仲間に会いたくてここに来てしまう。5月になって本格的なゴルフ・シーズンとなり、女将さんから更にしつこく、お決まりのようにゴルフのお誘いがくる。この居酒屋の大将と女将さんは大のゴルフ好き。お誘いがくるたびに仕事がある日程と重なったり、前から予定が入っていたり、ここのところ何度となく断ることが多く、顰蹙(ひんしゅく)を買っている。
ある時、女将さんから「ゴルフに誘うといつも仕事だと断るのね」と嫌味っぽく言われた。その言葉に実は半分は仕事を理由にして、単にゴルフをやる気分ではなく断っていた自分自身が情けなく思った。元々ゴルフは嫌いではないが、お付き合いぐらいの趣味でしかなく、そういう私自身の心境を見抜かれていたのか、女将さんからの最後の一言が下った。
「ゴルフの日程は任せるわよ。やりたい日程決めて」
「・・・」。これには一本取られた(笑) 気の弱い私にとって、もうやるしかないと・・・

営業の世界でも同じ事だ。しつこく言っても相手が逃げるだけだ。どうすれば相手の心境をくみ取り、それに対する言葉と言い方を考えてのトークがポイントだ。とはいうものの『言うは易し行うは難し』。
自分で考えてもいいが、時には酒飲み仲間と一杯やりながら相手の心境を考えた上で「決め手のトーク」を考えてみるのも、また、面白いのかなと感じた(笑)

(シェルパ・酒呑みどん兵衛)

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