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2016/09/05

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先週末に映画「シン・ゴジラ」をシネコンで観てきました。館内は、中高年の観客が多く怪獣映画とは思えない大人の雰囲気でした。

ゴジラが東京を壊してくSFXの映像も見事でしたが、ゴジラ出現であたふたする内閣での会議と意思決定の在り方が中心に描かれていて、本の政治家・官僚と自衛隊が国民の避難を優先する姿、明確な意思決定ができない大人数の会議、最終意思決定に躊躇しながら決断する総理大臣など興味深い場面が多々ありました。民進党の枝野さんも協力したとの話ですので、東日本大震災での原発事故に対応した当時の内閣もこうだったのかなと思いを巡らしました。

また、日米安保条約に基づくアメリカ軍のゴジラへの攻撃、日米同盟の力関係、国連安保理での東京への核ミサイル攻撃決議など、現実的な政治状況も反映していてリアル感もあり、その点も見ごたえがありました。

最終的には、やり手の若手官僚・政治家が主導するはみ出し者官僚・学者チームが、活躍し、解決に持っていくのですが、このストーリー展開の中で利他性という言葉が頭に浮かびました。

このはみ出し者チームは、個人的な人脈を駆使して、世界各国の学者や政治家を動かしていきます。短いシーンだったのですが、それぞれのメンバーが今まで行ってきた他者への利他的な行動が世界からの大きな支援の輪につながってきているように思いました。

営業の世界でも、先にお客様に買っていただこうとすると、お客様はすぐ逃げてしまいます。まずお客様の役に立とうとする利他的な営業側の行動があることで、お客様からの信頼を勝ち得て、結果として、受注という成果につながってきます。特に新規開拓では、利他的行動をすることがより重要になってきます。

ゴジラを一つの自然災害と見なして、今の日本の弱みと強みを描きながら、未来に向かって、日本という国が歴史的に積み上げてきた現場力と利他性が未来を創っていくというような希望のメッセージを感じた映画でした。なかなかお勧めです。

(シェルパ・弥左衛門)

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