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2016/12/19

年末恒例2016年新語・流行語大賞の年間大賞。広島東洋カープ緒方監督が鈴木誠也選手の2試合連続サヨナラ本塁打に驚愕してコメントした「神ってる」が獲得した。
鈴木外野手はシーズンを通じてもゴールデングラブ賞ベストナインをダブルで初受賞。
2012年ドラフト2位指名された世に言う大谷世代。甲子園出場経験はゼロながら、球界随一と言われる広島カープの猛練習に鍛え抜かれ、4年目の今年一気に素質が開花した。

その背景には神頼みとは真逆の「自ら育つ」信念に根差した練習の虫たる所以があった。
東京の下町生まれで、自宅の庭にトスバッティング場を作った実父の熱意から「平成の巨人の星」とテレビ放送された野球漬けの少年時代の逸話がある。プロ入り後も広島が誇る鬼コーチ陣も舌を巻く練習量と自己鍛錬に対する意識の高さは有名。「集中力が増す」との理由から室内練習所で照明も付けず深夜に自主トレを黙々と続けていたらしい。

さて、皆さんの営業の世界にも「神ってる」とばかり、大型案件を競り勝ってくる勝負強いセールスが存在するでしょう。おそらく、彼らも人(上司)が見てる見てないにかかわらず、営業の基本動作を謙虚に学び、自ら反復しながら恐らく毎年進化し続けているのでしょう。トップセールスは一夜にしてならず。一朝一夕に一軍で定着したわけではないのです。

そもそも、練習を重ねるアスリートと比べて多くのセールスは練習しているでしょうか?
本人だけの責任とは言いませんが、見様見真似で身につけた我流のスタイルを貫き、あとは勘と経験と度胸とばかり、技も磨かず場当たり的に商談をこなしている実態を耳にします。
スポーツと営業の共通点の1つに、「わかってる」だけじゃ通用せず、「できる」ようになって初めて対価を得られる、つまり思わず「体や頭が反応する」ようなスキル習得にあります。

また、プロスポーツと比べて営業の世界の特典は、はじめから能力が高くなくても、たとえ練習をさぼってても、公式戦(営業でいえば面談)に出場(活動)できることです。それに甘んじ(逆にやらされ感を嘆き)足踏みするか、ロールプレイ演習や案件攻略検討会などに前向きに参画し、1回1回の面談準備も手を抜かず、その日の訪問目的を達成し続けるか。
どちらも自己決定する選択権がある中で、常時スタメンで出られる好機を生かすも殺すも自分次第。営業には成功や成長のチャンスが公平に与えられているのではないでしょうか。

営業の世界は「わかる」より「できる」方が難しい。だからこそライバルに勝ると面白い。
さらに指導者は「できる」より「できるように教える」方が難しい。だからこそ部下が成長したら自分のことのように喜べる。そんな営業現場に今後も寄り添えたらと願っています。

(シェルパ・黒子)

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