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2020/04/14

高い効果を実現するオンライン研修とは

目次

 

 

いま、働く人のワークスタイルが大きく変化しようとしています。

自社のオフィスだけでなく、サテライトオフィス、自宅、シェアオフィス、コワーキングスペース、カフェ、図書館、駅、ホテルのラウンジなど、生活空間と仕事空間の垣根を超えた環境で、その日の予定や仕事内容、家庭事情などを考慮し、「働く場所」や「時間」を自律的に選ぶ働き方を「フレキシブルワーク」ともいいます。

フレキシブルワークの背景

企業が「フレキシブルワーク」を導入する背景には大きく以下の3つの事情が影響しています。

1.生産性の向上
働き方改革の目的である生産性向上には、社員が限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを発揮する必要があります。そのためには移動の無駄を減らすなど時間を効率的に使うことや、現場に行く、社外の人とコラボレーションするなど創造的な働き方を企業がサポートする必要があります。

2.人材活用(労働力不足と離職の防止)
人材不足の現代においては、育児や介護などの事情を抱えた社員が継続的に働ける環境を整備し、活躍の幅を広げてもらう必要があります。また自己選択性の高い働き方を望む優秀な人材や外国人労働者などに対して多様な働き方を叶えることが、有能な人材を引き付けるうえで必須条件になっています。

3.通勤リスクの軽減、災害時の事業継続(BCP)
毎年のように起こる台風、豪雨、地震などの自然災害や、世界的なスポーツイベントをはじめとする大規模行事による交通機関の混雑、感染症など様々な通勤リスクを軽減するため、さらには大規模災害が発生した際の事業継続に備え、分散型のオフィスを導入する必要性が生じています。

一方で、働き手には時間と場所の自由度を得た代わりに成果に対する責任が今まで以上に増しており、継続的に自己のパフォーマンスを高めるための能力開発の機会も重要になります。

そこで今回は、「フレキシブルワーク」時代にマッチし、かつ対面型集合研修と同レベルの効果が得られるオンライン研修のあり方について紹介します。

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オンライン研修は効果に限界がある?

オンライン研修について、下記のような話をよく聞きます。

「オンラインでできることなんてたかが知れているんじゃないの」
「やっぱり対面から得られる気づきがないと厳しいよね」
「オンラインだとどうしても講師の一方的な話を聞くだけで集中力が続かないよ」
「短時間のセミナーならまだしも、双方向の研修をオンラインですることなんて無理があるよ」
「グループディスカッションでの気づきが大きいのにオンラインじゃ成り立たないじゃないか」
「実際にロールプレイをやってみて初めて気づくことが多いのに、オンラインだとできないでしょ」

確かに少し前までは、このような意見は正しかったといえます。ところが、昨今では通信環境やIT技術の革新により、以前とは比べ物にならない程インフラが整備され、その機能をうまく活用することによって集合研修と同等の効果が得られるオンライン研修を企画設計することが可能になりました。

短時間の一般的なオンラインセミナーとは異なり、単に“わかる”ようになることが目的ではなく、“できる”ようにすることを目的としてプログラムを設計することが可能なのです。

 

オンラインならではのメリット

実は、研修をオンラインに切り替えることでメリットも出てきます。

多様な学習技法で効果担保

オンラインの機能をうまく活用することによって、対面型集合研修ではできないような演出を設定することができます。また、対面ならではの効果をオンラインの機能を駆使することで、同等の効果性を確保することができます。

オンラインの機能で集中力向上

オンライン研修は講師が一方的な説明をするというイメージも強いですが、実は多様な機能を効果的に使うことで、対面型集合研修以上に受講者一人ひとりの集中力を高めることが可能です。

現場実践との連動で成果向上

これまでの集合研修は実施して終了することが一般的でしたが、オンラインは複数回に分けて現場実践と組み合わせることで、本来狙っている効果を得る確率が高まります。

交通費・会場費・設備費が0円

全国どこからでもオンラインで参加でするため、集合するための交通費・会場費・設備費が一切かかりませんので、本来の能力開発だけに集中投資ができます。

 

多様な学習技法で効果担保

先ずは、オンラインを活用した多様な学習技法について見ていきましょう。ここでは、ZOOMを活用した場合にどのような学習技法に活用できるか紹介します。

 

 

ホワイトボード・・・自由に書き込み|強調レクチャーに効果|記録を保存

講師からも受講者からも“ホワイトボード機能”を活用することができます。これによって、講師は強調したいポイントを板書して説明することができます。また、文字に起こすことで議論が空中戦にならないようにすることも可能です。また、自由に書き込んだ内容は都度データ保存することができるので、後で振り返ることができます。

グループディスカッション・・・ブレイクアウトルーム|ルーム別ホワイトボード|講師巡回

“ブレイクアウトルーム機能”を活用すると、任意で決めたグループ編成ができます。グループ編成は自動と手動から選ぶことができ、セッション内容によって選定していきます。グループの組み合わせが決まったらそのメンバー同士でディスカッションすることが可能になり、グループごとにホワイドボードを活用することもできますし、その他データを共有することも可能です。その間、講師は全てのグループに巡回し出入りすることが可能ですので、グループごとの活性度も把握することができます。

ロールプレイ・・・ブレイクアウトルーム|ギャラリービュー|ビデオ撮影|タイマー機能

グループディスカッションと同じように“ブレイクアウトルーム機能”を活用することでロールプレイも実施することができます。例えばセールス役、顧客役、オブザーバーが3人1組になってそれぞれの役割を回転させていきます。ギャラリービューにしておけば、お互いの表情をしっかりと確認しながら進められますので、対面式よりもむしろ効果的かもしれません。また、ロールプレイはビデオ撮影もできますので、後日振り返りに活用することが可能です。もちろん、その間、講師は全てのグループに巡回し出入りすることが可能ですので、全体のフィードバックをすることも可能です。

チャット・・・ワークシートをその場で配布|タイムリーにその場で質問|対話を文字にして記録

オンラインならではの“チャット機能”を活用することで、対面型集合研修ではよく使うワークシートをその都度データ配信することができます。それによって、例えば、自身の普段の活動を振り返ってデータ入力することができたり、クラス内でシートを共有しながら発表することができたりします。また、メイン講師やサブ講師にその場で質問をすることができます。対面型集合研修の場合だと、こんな質問すると恥ずかしいと思ってやり過ごしたことも、気になることを周りに知られずに講師に質問できるので消化不良がなくなります。そして、質問と回答のやり取りは文字情報を保存することができますので、後日振り返りに使えます。

データ即時共有・・・受講者全員が画面共有可能|顧客情報を即時共有|SFAデータの即時共有

“画面共有”を使えば、受講者同士でタイムリーにデータを共有することができます。例えば、営業部門の研修では顧客情報や、場合によってはSFAの現状のデータを全員で共有し、何がボトルネックになっているのかをその場で全員が検討していくといったリアルな問題解決の場にもつなげられます。

投票・・・理解度をタイムリーに把握|現状の課題を共有|受講者の感じた傾向を共有

オンラインならではの“投票機能”を活用することで、あらかじめ用意しておいたアンケートに受講者にその場で回答してもらい、集計結果を全員で共有することができます。それによって、例えば、セッションごとの理解度を随時確認しながら進めることができます。また、テーマと内容に応じた質問を用意しておき、その状況について傾向を把握することも可能です。

動画・・・営業面談シーン|案件検討シーンの動画|陥りがちな営業シーン|スキル活用した良い営業シーン

動画は事前に用意できていることが前提のため、対面型集合研修と同じですが、シーンごとの動画を視聴することでレクチャーだけでは理解しにくい実際のアクションについてイメージを持つことができます。

アクティビティ・・・チーム別対抗戦|セッションアクティビティ|ジャスチャー

アクティビティは、オンライン研修を受講者に飽きさせず、リアクションを引き出すために講師の演出力が問われるところになります。アクティビティは基本的に、物理的にモノを受け渡したり、受講者同士がタッチしたりすることはできませんが、それ以外の対面型集合研修で実施するほとんどのアクティビティがオンラインでもできます。これには、様々な手法があり、効果を高めるうえでの演出は講師としての腕の見せどころです。例えば、先程の“ブレイクアウトルーム機能”を使って、チーム別対抗戦でケーススタディの設問について妥当解を導かせるなど、色々なバリエーションがあります。

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集中力を高める進め方の例

上記の学習技法を組み合わせて、研修の効果を高めるためには、オンライン研修の緻密な企画設計が重要になります。

仮に、対面型集合研修を終日で企画していたとしたら、オンライン研修でも終日で実施し、同等の効果を得ることは可能です。

ただし、そのためにはオンライン研修の企画設計はセッションごとに最大の効果が得られるような演出がとても重要になります。ここでいう、研修の効果とは、「気づき」からの「行動変容への影響度」ということになります。そのためにも、受講者のリアクションを最大限に引き出す学習技法の組み合わせを事前にしっかりと企画しましょう。

たとえば、下記のようなストーリーを検討します。

➊最初に、参画意欲を高めるためにアイスブレイクを踏まえた“アクティビティ”を実施します。

❷次に、“投票機能”を使って、自身の日々の営業活動についてどのような状況か投票を実施し、全員で課題傾向を共有します。

❸そして、投票結果を踏まえて、うまくいっていることは何か、それはなぜか、うまくいっていないことは何か、それはなぜかについて“グループディスカッション”します。

❹その後、セッションテーマについて、特に陥りがちなポイントを明確にしながら、あるべき状態を体系的に講師が“データと”ホワイトボード“を使ってレクチャーします。

❺さらに、講師のレクチャー内容について、実際の営業シーンを”動画“で視聴することで理解を深めます。

❻最後に、インプットした内容を現場で使えるようにするためアウトプットの”ロールプレイ“を実施し、フィードバックを参考にします。

ポイントは、「いかに受講者のリアクションを引き出し、気づきにつなげるか」ということになります。

 

 

まとめ

働き方改革が、その本質的な目的とは逸脱し、掛け声だけのスローガン化している企業も多く見かけます。これからの企業は、働き手の働きやすさや働き甲斐をいかにサポートし、一人ひとりのパフォーマンスを最大化していくかが強く求められます。

そのために、リモート環境を前提とした「フレキシブルワーク」を企業と社員にとって真の意味のあるものにしていかなければなりません。

新たな変革の時代にあって、組織あるいは企業の成長を持続するためにも、オンライン研修を導入してみてはいかがでしょうか。

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執筆者:米倉 達哉/シェルパワークス株式会社 代表取締役社長/1993年 大手旅行会社入社。企業・官公庁等の法人営業/2000年 ㈱パーソル総合研究所(旧:富士ゼロックス総合教育研究所)入社。法人営業、営業マネジャー。2008年より同社ヘルスケア事業の責任者/2016年 日本の中堅・中小企業の営業を変革するためにシェルパワークス㈱を設立し、代表取締役に就任


 

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